「自分を大切にしなさい」

この言葉、何度も聞いたことあると思います。恋愛本にも、自己啓発本にも、SNSにも溢れてる。

でも正直、私には全然ピンと来なかった。

だって、自分を大切にするって具体的に何？

エステに行くこと？

美味しいもの食べること？

そんな表面的なことじゃないのはわかるけど、じゃあ一体何なの？

そんな私が、2年間の依存関係を抜け出して、本当の意味で「自分を大切にする」ことの意味を理解した話をします。

私が「自分を大切にしていなかった」証拠

まず、当時の私がどれだけ自分を粗末に扱っていたか、振り返ってみます。

朝起きて真っ先にすることは、彼からのLINEチェック。

返信が来てたら「よかった」と安心して、

来てなかったら「何か怒らせたかな」と不安になる。つまり、朝の気分が彼次第。

自分の予定は全部後回し。

友達との約束も、やりたかった習い事も、「彼から連絡来たらどうしよう」と思って決められない。

彼の「会いたい」が最優先。

本当は疲れてる。

休日はゆっくり寝ていたい。

でも彼から「今日会える？」って来たら、断れない。

「次いつ会えるかわからないから」って、無理して朝イチから出かける。

会った後、決まって頭痛がする。

疲れてるのに、彼の前では笑顔でいなきゃって思ってた。

嫌われたくないから。見捨てられたくないから。

これ全部、自分を大切にしていない証拠でした。

「自分を大切にする」の本当の意味

じゃあ、自分を大切にするって何なのか。

私が出した答えは、自分の気持ちに嘘をつかないことです。

疲れてるなら休む。

会いたくないなら断る。

寂しいなら寂しいって言う。

イヤなことはイヤだって伝える。

当たり前のことのように聞こえるけど、依存してる時の私には全然できなかった。

なぜなら、自分の気持ちより「彼に嫌われないこと」が優先だったから。

彼が喜ぶなら、自分が疲れててもOK。

彼が笑ってくれるなら、自分が我慢してもOK。

そうやって、自分の感情を無視し続けてた。

でもこれって、「彼のため」じゃなかったんです。

「嫌われないため」「見捨てられないため」っていう、自分の恐怖から来てた。

本当に相手のことを思いやるなら、まず自分が満たされてないといけない。

空っぽのコップから水は注げないのと同じです。

自分を大切にできない人は、人からも大切にされない

これは残酷な真実だけど、私が身をもって学んだことです。

自分を粗末に扱ってると、相手も同じように扱ってきます。

彼からの扱いがひどくても、「でも私のこと好きって言ってくれたし」「他に良いところもあるし」って言い訳してた。

なぜそんな扱いを受け入れてたかって、私自身が自分を大切にしてなかったから。

自分で自分を「この程度の扱いでいいや」って思ってたら、相手もそれ以上のことはしてくれません。

逆に、自分を大切にしてる人は、相手からも大切にされます。

なぜなら、「私はこういう扱いをされる価値がある」って自分で決めてるから。

境界線がはっきりしてるんです。

私が実際にやった「自分を大切にする」具体的行動

理屈はわかった。

でも具体的にどうすればいいの？って思いますよね。

私が実際にやったことを、順番に書きます。

1. 自分の感情を無視しない

まず、「今、私はどう感じてる？」って自分に聞く習慣をつけました。

彼からLINEが来た時、「嬉しい」なのか「めんどくさい」なのか。

会いたいって言われた時、本当に会いたいのか、それとも「断ったら嫌われるから」会うのか。

最初は自分の気持ちすらわからなかった。ずっと彼の気持ちばかり考えてたから。

でも、一つ一つ「私はどう思う？」って確認していくうちに、自分の感情が戻ってきました。

2. 疲れてる時は休む

これが一番難しかった。

彼から「会いたい」って来たら、疲れてても会いに行ってた。

でもある日、「ごめん、今日は疲れてるから無理」って初めて断りました。

めちゃくちゃ勇気いった。嫌われるかもって思った。

でも、断った後の開放感がすごかった。

「私、自分を守れた」って実感できたんです。

そして、ちゃんと断れる関係じゃないなら、それは本当の関係じゃないって気づきました。

3. 自分の予定を優先する

彼の都合を確認してから予定を入れるのをやめました。

まず自分のやりたいことを決めて、予定を入れる。彼から連絡来ても、「その日は予定あるから無理」って普通に伝える。

最初は罪悪感があった。

でも、自分の人生を生きてるって感覚が戻ってきて、すごく楽になりました。

4. 誰かに話す

一人で抱え込むのをやめました。

信頼できる友達や、婚活アドバイザーに、全部話しました。

「こんな関係続けてるの恥ずかしい」って思ってたけど、話したら楽になった。

客観的に見てもらうことで、「これ、おかしいよね」って気づけたんです。

自分を大切にしたら、世界が変わった

自分を大切にし始めたら、不思議なことが起きました。

まず、彼への執着が薄れた。

「彼がいないと無理」って思ってたのに、「あれ、私、彼いなくても大丈夫かも」って思えるようになった。

そして、彼との関係が本当に自分に必要なのか、冷静に見れるようになりました。

結果、私は彼との関係を終わらせる決断をしました。

「もう連絡取るのやめるね」って伝えた時、彼の冷たい返事で、逆に吹っ切れました。

「ああ、この人は私を大切にしてなかったんだ」って、やっと現実が見えたんです。

「誰かに愛されたいなら、まず自分から」の本当の意味

よく「自分を愛せないと、人からも愛されない」って言うじゃないですか。

これ、昔は「綺麗事だな」って思ってた。でも今ならわかります。

自分を大切にできない人は、相手に依存します。

相手の愛で自分を満たそうとします。

でもそれって、相手にとってはすごく重い。

だって、「私を幸せにして」って丸投げされてるようなものだから。

逆に、自分を大切にできてる人は、相手に依存しない。

自分で自分を満たせるから、相手と対等な関係が築けます。

そして、そういう人こそが、本当に愛される。

なぜなら、一緒にいて楽だから。

お互いに尊重し合えるから。

私が今の旦那と出会えたのも、自分を大切にできるようになってからでした。

今、依存してる人へ

もしあなたが今、誰かに依存してるなら。

相手の返信待ちで何も手につかないなら。

自分の予定より相手を優先してるなら。

それは、自分を大切にできてない証拠です。

そして、そのままでは、本当に愛される関係は築けません。

まず、自分を大切にすることから始めてください。

自分の気持ちに嘘をつかない。疲れてる時は休む。

自分の予定を優先する。

最初は怖いです。

「嫌われるかも」って思います。

でも、それで離れていく人なら、最初からあなたを大切にしてなかったんです。

本当にあなたを大切にしてくれる人は、あなたが自分を大切にすることを喜んでくれます。

自分を大切にするって、わがままじゃない。

自分の人生を生きるってことです。

そして、自分の人生を生きてる人は、輝いてます。

その輝きが、本当にあなたを大切にしてくれる人を引き寄せます。

だから、まず自分から。

自分を大切にすることから、すべてが始まります。